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この曲の性格を決定付ける印象的な「怪奇」の二文字が相応しいフレーズが前後半で二度づつ、計四回繰り返されます。 ムービーはこのフレーズをベースに構想と制作を進めました。 ホラーテイストの映像をフレーズの長さで用意し、これを、ピンぼけ、電波障害、劣化の進んだビデオテープなどの四つのパターンでタイミングを合わせて繰り返しています。
また、ドラムンベース特有の高速なリズムを光の点滅や動き、ノイズ、画像の明暗などの視覚情報に置き換えてみて、上乗せしてみました。
ホラーテイストの映像は、当初特撮で挑戦してみたかったのですがロケテストも間近で他のスタッフの手を借りることが事実上困難になり、実写っぽい質感とカメラワークによるCGの採用となりました。 そして「身近な存在の異変」というのが「怖さ」を演出するオーソドックスな手法の一つでして、ちょっと反則気味ですがIIDXおなじみのトランをベースにした怪物を出現させることで狙ってみました。
一応、あれはトランじゃないという説明のために、「トランの数々の超常能力だけを抽出するべくクローン化を計り、これをベースにした生物兵器を開発していたが不完全なまま脱走・・・」みたいな、あまりにおざなりなバイオホラーちっくな設定も考えたりしていた記憶があります。 しかし、ムービーのコンセプトとして、特定の背景や明確な意図を感じさせるような演出は避けたかったので、タイポグラフィーですら無縁な異色作になってます。
( VJ GYO )
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