Music & Characters

映画『音楽』は音楽家・旅芸人・夢想家など数人の交わりそうで交わらない人生を描いた無声映画である。

Virkato Wakhmaninov(1873-1974)の未完成ピアノ協奏曲第2番『人生いろいろ!』(ただこれはVirkatoが残したメモ書きから推察されている俗称に過ぎない)を題材とした映画を制作する、という企画を実業家として飛ぶ鳥を落とす勢いだったAndante Cantabileo(生没年不詳)が発案。広告代理店が次々とのっかった一大プロジェクトとして制作がスタートした。

伴奏音楽として演奏された楽曲は前述の『人生どろどろ!』がベースとなっているが、映画として使用するに辺り、カンタビレオの手によって映画のテーマにあわせた誕生を表す前奏が付加されている。
これは世界共通の人生が始まる音「産声」に合わせた440Hzを正弦波で鳴らしたものであり、そこから「音楽」の誕生としてピアノという楽器の歴史をたどる、というものである。
また終奏にあたる部分は同様に人生の終焉をあらわしたともされているが、これについてカンタビレオ本人の明言はなく諸説が分かれる。
結局このアレンジが後に楽士カンタビレオとしての活動へのきっかけになったかどうか定かではないが、後のカンタビレオの作風にVirkatoの影響がみられることは度々指摘されている。

また、当時クールな職業としてモテモテだった活動弁士に興味深々だったカンタビレオは、この映画において自身を弁士として採用するという公私混同な暴挙を行う。
だが所詮は付け焼刃であり、公開初日において緊張のあまり一言も発声することができず、カンタビレオの語り自体がサイレントになるという大失態を演じ、カンタビレオは上映後予定されていた舞台挨拶もぶっちぎって逃走した。
結局この失態が後に楽士カンタビレオとしての活動へのきっかけになったかどうかは定かではないが、上映から数日後には「これからは楽士だよね~」と言いだしたことからすると多分きっかけである。クズである。

ちなみに楽曲が使用されたVirkatoは映画タイトルを耳にした当初「そういうの名前負けするからマジでやめてほしい」と持ち前のチキンぶりを発揮。
晩年になると「おっきなボタン9つで演奏するのとか無理だと思ってたんだよね~」との言葉も残した。その時に止めろよ。

(解説:小林 健二)

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CHARACTER
人生の旋律を奏でるピアノ、ここに。
CHARACTER
サイレントルーム




「人生」というテーマをいただいたので、キャラがメインというよりは、
雰囲気モノのアニメにしてみました。
人生とは…音楽とは・・・幸せとはなんぞ…?
なんて考えながら、どんな曲が出来上がってくるのかワクワクしながら作りました。
そのワクワクは、かなりギリギリまで引きずられましたが、
カンタビレオさんはその期待を全く裏切らないどころか、 すんばらしい曲を仕上げてくれました。
(初めて聞いたときはあまりの衝撃に鳥肌立ちました!)
カンタビレオさんのイメージ、一気に変わりました。こんなスゴイ人だったんだ。。あわわ。。
でも、カンタビレオさんがピアノ弾いているとこ・・・・やっぱり想像できません!

*  *  *

1Pはモノクロですが、2Pはカラーなので是非2Pアニメを見て欲しいです。
こんな演出だったんだ…!と気づく箇所があるハズ。

きの子

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STAFF COMMENTS


 

「MZDです」
モノクローム度
★★★★★
BPM変化度
★★★★★
人生いろいろ度
★★★★★
EX難易度
★★★★★
サイレン度
-----
 

masaru
それはまさに無音の世界。
まめしばコメントでサイレントの秘密が明らかになる!
が~す~
誰も居ない静かな部屋で一人ピアノを弾いている・・・そんな自分を想像してプレイするたびに切なくなります。さすがカンタビレオ先生!
余裕のある人は外の風景の変化にも注目!
mayo
確か、本当に一番最後に入った曲で、でもすごく素敵で。もうすっかり夜の事でした。
同じ人間が手から作り出してるんだよなぁ、とか当たり前の事な筈だけど、音楽を作れる人ってすごいなぁと (今までも思った事はあるのだけど)、この時また改めてすごいと感じた事が印象深かったです。
TAMA
普段は、事前にデモ曲とかを聞かせてもらえるんですが、これはサウンド締め日に初めてゲーム機で聞くことができました。
そういう意味でもサイレントでした。
オオツ
EX譜面は何かすごいことになっていますが、フルコンボとかできちゃう人いるんですかね?
ちなみに、前作の最難曲トイコンテンポラリーEXは現在なんと全国で4人の方がフルコンボを達成されています。
クリアに限っては400人強。すごいですね…。
eimy
音楽なのにサイレントだし、キャラなのに部屋だし。なんだかあたらしい。色が無いのがまた良いです。
サイレント、と言う割には意外と力強い曲調な気がしました。
音楽で人生を表現したとして、働き盛りの力強い部分が目立って聴こえるのかしら?
PON
沈黙という名の音楽。
そんなちょっとした矛盾に哲学を感じます。

さらに、沈黙「してしまうほどの」ポップくんの滝。
これは、pop'n musicが「ゲーム」として成り立つための
最後の砦として、この曲が生まれた故の宿命なのだと思います。

この曲は、さらなる刺激を求めるほどにpop'n を愛してくれる人たちへの
先輩の応えなんだ、とぼくは感じました。

そう、確かに感じました。
でも・・・・・・。



まだクリアメダルには程遠すぎます~泣
shio
最初と最後の演出がちらりとニクイです。お店では聞き取り辛いと思うので、ちょうどあさって7/24発売のサントラCDならじっくり聞けちゃいますよ。おすすめ!

そんなこんななこの曲は皆さんと同じく、最後の最後まで聞くことができない曲でした。せめてもと先生からいただいていたジャンル名を「もしや新手のジョークなのか」と疑い始めたら末期です。売れっ子作家さんの編集者ってこんな気持ちなんでしょうか。だったら奥さんが鰻とか出前でとって労わってくれたっていいのに嗚呼思い出しただけで胃が・・・。そんなこんなもまとめて人生なんでしょうか。誰に聞いてるんだ。

で、そんなこんなをアニメで表すにはやっぱり難しくて。
最近『無』やら『テントの中は?』とか『部屋』とかキャラクターと言っていいのかわけの分からない世界に突入してます。もはや空間。ムービーだと伝えやすい世界のいろいろを、キャラという人型にえいやと呪術のように押し込めるのがデザイナーなのかもしれません。
いろいろ案だししました。自分の人生の映画を見る人、映写機の絵に合わせて少年から老人に変わっていく人、うしろ姿でずっと振り返らずに分かれ道を黙々と歩いてく人なんか好きでしたが、部屋とピアノと私に決まり、きの子ちゃんにアニメ化してもらいました。彼女は書き込みタイプなのでうまくはまったと思います。こちらもダンスオジャマをお見逃しなく~。

人生如走馬灯。私の最後のときはどんな音楽が流れるのか、楽しみです。
まめしば
ありのままを話すぜ!
例によってカンタビレオさん担当のこの曲はなかなかこなくて、ニエンテを連想し始めた頃のお話。
まめしば「まさか、サイレントだけに、ホントに無音ってことはないですよね・・・?」
TAMA「はっはっは!面白いこと言うねまめしばくん!」
(一同笑)
・・・数日後・・・
無事に全ての曲が完成し、そういえばあんまりサイレント聞いてないなぁ、と、EXを選んで自動演奏でみんなで聞いていました。
するとカンタビレオさんもそこへやってきて、うんうん。できたできたといっしょに聞いていたわけです。
そして急に焦りだし、
「・・・バックトラック鳴ってなくね?」(※バックトラックとは、ボタンに割り当てられていない、後ろでずっと流れている音のことです)
本人以外はあまり聞いたことなかったので、
「そうなの?」
となってしまいました。試しに自動演奏をやめてみると・・・うん。静かすぎ!
冗談のつもりだったのに・・・
そんなヒューマンドラマってどうですか?

曲もちょうど↑のような展開で、おだやかに始まって、だんだん忙しくなって、どんどん忙しくなって、なんとかこんとか完了!のような。
ハイスピの設定を間違えるとえらい目に遭います。何度もやったのに、さっきえらい目に・・・

wacさんと映画のジャンルどうしましょうと、いつもの曲ジャンルに加えて悩みを増やしてしまったわけですが、ヒューマンドラマっぽいので行くと、最初から決まっていたので、他にヒューマンドラマもないので素直に「ヒューマンドラマ」となりました。個人的には、こういうイメージのモノクロで静かな洋画を、イタリアの田舎町のちっぽけな映画館で見て、帰りに行きつけの喫茶店でエスプレッソを飲んで帰りたいです。30年後くらいに。

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