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作家 宮部みゆき×ディレクター 小牟田修 対談インタビュー(全3回)
RPG『幻想水滸伝』シリーズの最新作であり、ナンバリングシリーズとは一線を隔す新たなるシリーズとして発売された『幻想水滸伝ティアクライス』。 新しい『幻想水滸伝』の始まりともいえる本作の発売から2カ月。多数のファンに支えられている『幻想水滸伝』というシリーズについて、そしてその最新作である本作の魅力について。シリーズ作品はすべてプレイし、ゲーム好きとしても名高い小説家の宮部みゆき氏と今作のディレクター小牟田修が語った--
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宮部 みゆき
小牟田修
Vol1 幻想水滸伝の魅力とは
Vol2 最新作『幻想水滸伝 ティアクライス』をプレイして
Vol3 『幻想水滸伝』のこれから…
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『幻想水滸伝』の魅力とは
――多くのファンに支えられている『幻想水滸伝』シリーズですが、数々のタイトルに共通する魅力、 『幻想水滸伝』らしさ、とはどのような部分だと思われますか?
宮部氏:
私は、『幻想水滸伝』らしさとは、「108人の仲間を集める楽しさ」、そして「戦争と平和」だと思います。世界を巡り、仲間を集める。そして1つの城に集まった仲間たちが、種族や立場や年齢も超えて共に進んでいく。また、そんな仲間1人1人に、集まる理由、ドラマがあるという点も、魅力ですよね。ほとんどのゲームでは、仲間たちの物語というのは主人公と出会ったあと、ともに冒険していくなかでの物語がメインになると思うのですが、『幻想水滸伝』のキャラクターたちは、主人公と出会う前の歴史もしっかりと描かれている。物語を進めるなかで見え隠れする彼らの歴史が、『幻想水滸伝』という物語に深みを与えているというか……。主人公との関係性だけでなく、それぞれのキャラクター同士の関係性という部分もとても面白いと思います。
小牟田:
『幻想水滸伝』という作品において、108人の仲間、そして彼らの集う城というキーワードは、避けて通れない要素ですからね。
宮部氏:
そのため、『V』で本拠地を明け渡すかどうか、という選択を迫られるシーンで、城を出なくてはいけない、というのは本当にショックでした。『ティアクライス』でも、あわや!? というシーンがあって、かなりハラハラしました。それにしても、108人もの仲間を集めるというのは、『幻想水滸伝』ではお約束ですが、よく考えると、とてもスゴイことなんですよね。
小牟田:
確かに、ここまで仲間が多いゲームも、珍しいですね。
宮部氏:
じつは私、『幻想水滸伝』が初めてプレイしたRPGなんです。プレイステーションが発売になった当初はアクションやアドベンチャーゲームばかりプレイしていたんです。ただ、知人から、RPGもやってみるといいと勧められて。それならと、年が明けた1月か2月くらいに買ったのが、『幻想水滸伝』でした。最初にプレイしたときは、本当に初めてでしたから108人の仲間を集めるという点は特に気にならなかったのですが……。その後、別のいろいろなRPGをプレイしたときに、「あれ? 仲間は3人?」とかビックリしてしまった記憶があります。でも逆ですよね。108人も集めるゲームの方がなかなかないですものね。
小牟田:
『幻想水滸伝』は、キャラクターの名前、戦闘のモーションなど、さまざまな要素で「108」という数字との戦いになりますから。
宮部氏:
そう、戦闘のモーションもとても細かくて、キャラクターごとに違うので、見ていて飽きないんです。またテンポがいいので、通常の戦闘も本当に楽しくて。私はとにかく仲間のレベルを上げたくなるので、ザコ戦闘のテンポが悪かったりすると本当にプレイするのが辛くなってしまうのですが。その点『幻想水滸伝』は全く苦にならないです。
小牟田:
ちなみに、108人全員のレベルを上げられるんですか?
宮部氏:
さすがに全員のレベルをカンストまで上げたのは 『ラプソディア』だけですよ。
小牟田:
!?『ラプソディア』は全員カンストされたんですね!!
宮部氏:
そうなんです。『幻想水滸伝』のキャラクターは、あれだけ人数がいるのに、レベルを上げてもきちんと  各キャラクターの個性が残っているので、本当に育てがいがあります。主人公たちはレベル40以上なのに、いきなりレベル10!? と低い状態で仲間になるようなキャラクターも、育てていくとものすごく強くなる場合もありますしね。また、そのように低いレベルで入ってきたキャラクターも、いつものパーティーに入れて何回か戦えば、すぐにレベルが上がるので、プレイしやすいです。ただ、そうやってレベル上げに向かったときに限って、エリアボスに当たってしまったりして……(笑)。
小牟田:
『ティアクライス』では、出現がランダムになりましたからね。レベル上げに来たのに、一撃でやられてしまったり?
宮部氏:
そうなんですよ! でも、とにかくみんな個性的なので、新しい仲間が入るとレベルを上げてあげたくなってしまって。キャラそれぞれに、思い入れができてしまうんです。だから、『幻想水滸伝』をプレイしている方に、好きなパーティーの組み合わせを聞くと、人によって全然違うというのも、ある意味当然ですよね。私から見ると「どうしてそんなに使えないキャラを入れているの?」と思うようなパーティーでも、その方にしてみると「それが愛だから!」となりますから(笑)。そんな自分なりの楽しみ方ができるというのも、108人もの仲間がいる『幻想水滸伝』ならではだと思います。また、私はとにかく「早く鍛冶屋を仲間にしなきゃ」と思ってしまうんですよ。鍛冶屋が仲間になると、お店より高いレベルまで武器を鍛えてくれるじゃないですか。だから早く仲間に! と。ただ人によっては戦闘で使える強いキャラクターをそろえたい、という方もいるでしょうし、 防具屋や道具屋などのサポートメンバーを充実させたい、という方もいらっしゃると思います。プレイした人がそれぞれの好みに合わせて、自軍を組み立てられるという点も、楽しみの1つだと思います。だからこそ、「私だけの自軍」への思い入れが本当に強くなってしまうのですけどね。
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