[TOYのプロ野球コラム]

第6回 首位打者
今回は首位打者の話です。

プロのバッターにとって首位打者は、最高の名誉とも言える記録です。
しかし、シーズン終盤に僅差での首位打者争いになると、卑怯な休場や 、
ライバルバッターへの四球作戦などがとられ、興ざめすることがよく あります。
このような事態を防ぐには選手やチームのモラルに期待するしかないのでしょうか?

また、首位打者争いではありませんが、200安打を達成した時のイチローがもしこの休場作戦を
とっていたら日本最高打率の記録をも達成していました。
事実上は達成してると言えますが、記録上はそうではありません。
そこで、これらの問題を解決する案を1つ紹介します。

これは私の友人が以前から提案していたアイデアなんですが、ちょっと 検証してみましょう。
内容は、 ・首位打者は、各バッターの規定打席到達後の最高打率で決定する。
(注)この場合の規定打席とは、シーズン終了時の規定打席のことで135x3.1で418打席とします。
(引分は考慮しない) というものです。

例えば、418打席に到達した後、 .350まで打率が上昇し、その後、
.330まで打率を落としてシーズンを終了した場合も記録は .350 で比べるのです。
これだと打率低下を恐れての休場は意味が無くなりますし、
イチローの ケースも日本最高打率者として記録が残ったはずです。
なんだか理想的な案のような気がしませんか?

では、問題点も考えてみましょう。
例えば、8月中に .340で規定打席に達したバッターがいたとします。
(普通、主力バッターなら8月中には418打席に到達する)
その後、打率は下降の一途をたどり、.280でシーズンを終了します。
結局、規定打席に達した時の .340がリーグ最高打率だったので首位 打者を獲得しますが、
フルシーズン出場して、最後に .338まで打率 を上げたようなバッターは納得できるでしょうか?
心情的には後者の方が首位打者の資格があるように感じます。
しかし過去には規定打席ギリギリで首位打者を獲得した例もありますし、 どちらかと言えば、
この案の方がベターではないでしょうか。

首位打者を狙うような戦力を出場させない事や、敵チームへの度を過ぎた敬遠などは、
勝ちを放棄してるようなものです。
これは野球協約で禁じられている敗退行為に相当するかも知れません。
(このような話は過去に何度も語られています)

しかしながら、このような行為を誘発してる原因は現在の首位打者決定のルールにも
あると思うのです。
現在、セリーグでは鈴木尚(横)と前田(広)が首位打者の有力候補で しょう。
優勝争いと共に最後まで我々ファンの興味を尽きさせないで欲しいもの です。

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